肛門の病気[DISEASE]

痔について

は誰でもかかりやすい病気です。
特に現代のような生活習慣は痔になりやすく「約3人に1人は痔主」と言われているほど、ポピュラーな病気です。
また、人のお尻は四足動物と違って、心臓より低い位置にあるのでうっ血しやすくなっています。
一番いけないのは命に直接関わらない病気のため、ついなおざりにしがちで「恥ずかしいから…」と我慢してしまうことです。
痔には薬で治せるもの、手術しなければならないもの、もっと恐いのは、大腸ガンによる出血の可能性もあることです。
自己流に、市販薬を使って症状を悪化させ日常生活に、大きな支障をきたす場合もあります。
現在では、手術もかつてのように、痛みを伴うことはありません。軽ければ軽いほど、治療も楽なのです。
「アレ?これってもしかしたら・・・痔?」
と感じましたら、早期受診をお勧めします。

痔の種類

  • いぼ痔
  • 切れ痔
  • 痔ろう

いぼ痔

いぼ痔

痔核は便秘などによるいきみや腹圧による肛門部への過度の刺激、また長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしの生活が続くことによる血行障害(肛門部のうっ血)によって発生する痔で一般的に「いぼ痔」と呼ばれているものです。痔核はそのできる場所により「内痔核」と「外痔核」とに分けられています。

切れ痔

切れ痔

裂肛とは「きれ痔」といわれているもので、太くて固くなった便が無理に通過したために肛門の出口付近が切れて起こる症状です。症状としては排便時に紙につく程度の出血と痛みがあります。裂肛が慢性化してしまうと傷口が潰瘍状になり、強い痛みが排便後も続く場合があります。

痔ろう

痔ろう

痔瘻系統は肛門周囲膿瘍と、痔瘻とに分かれます。
この2つは別々の病気ではなく、肛門周囲膿瘍が進行して慢性期になったものを痔瘻といいます。肛門周囲膿瘍は歯状線の奥にある肛門小窩に大便中の細菌(主に大腸菌)が侵入し、炎症を引き起こしながら肛門周囲に拡がり、化膿性の炎症を発生させます。
症状は、肛門の周りが腫れて激痛が続き38~39度の発熱を伴う場合があります。肛門周囲膿瘍が進み、溜まった膿が出ると症状は楽になりますが、膿が出た後に肛門に向かって管が残り痔瘻となります。症状としては、常に膿の混じった分泌液が出たり、肛門の周りに湿疹や皮膚炎などができ、かゆみや不快感を感じるようになります。

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